釣り人たちの間で幻の魚といわれるイトウですが、鰺ヶ沢町では世界自然遺産白神山地を源流に持つ赤石川の清流水でイトウを養殖しています。
鰺ヶ沢町でのイトウ養殖は、世界自然遺産「白神山地」の清水を使用しているため、食味も優れており、川のトロとも言われています。
■イトウについて
イトウはサケ科のなかでも一番大きくなる魚で、体長が2m以上にもなります。
稚魚の時は、昆虫なども食べて生活していますが、体長30cmを超えたあたりからウグイやカジカといった魚も食べるようになります。ときには、鋭い歯で、カエル、ヘビ、ネズミなどを食べることもあります。
普通は、水のきれいな川の上~中流部に生息していますが、海に下ることもあります。
イトウは、同じサケ科の魚と違って、春に卵を産み、死なずに何年もくり返し卵を産みます(サケ科の魚は、普通、秋に卵を産んだ後、死んでしまいます)。寿命は20年以上といわれています。
以前は、青森県でも野生のイトウが生息していましたが、現在では、北海道の一部にしか生息していない希少価値の高い魚です。イトウは数がとても少ないことから、釣り人たちの間でも「幻の魚」と呼ばれ、人気のある魚です。
■鰺ヶ沢町イトウ養殖の流れ
昭和60年 |
イトウの飼育を開始 (2~3年間は、サケふ化場での試験的な飼育) |
---|---|
昭和63年 | 現在の養殖場が完成 |
平成元年 |
本格的な養殖を開始 この年の12月にイトウを初出荷 |
平成8年 | ロシアのサハリンに出向き、現地に生息するイトウから採卵・受精後、鰺ヶ沢町に持ち帰る |
平成14年 | その後、順調に育ったサハリン産の親魚から誕生した2世がすくすくと育っている |
■鰺ヶ沢町イトウ養殖場 佐藤所長のコメント
「白神山地から運ばれてくる栄養いっぱいのきれいな水と自然に恵まれた環境で希少価値の高い魚を我が子のように愛情込めて育てています。
自信をもってオススメします。鰺ヶ沢産イトウを、是非お召し上がりください。」
■鰺ヶ沢町のイトウ料理
その他下記の鰺ヶ沢町内のホテル、旅館、民宿で提供しております(要予約)。
● ホテルグランメール山海荘
● 鰺ヶ沢温泉 水軍の宿
● ロックウッド・ホテル&スパ
● 割烹 水天閣
■鰺ヶ沢町のイトウチラシ
■お問合せ先
〒038-2792 青森県西津軽郡鰺ヶ沢町大字本町209-2
鰺ヶ沢町観光商工課 TEL:0173-72-2111 / FAX:0173-72-2374
鰺ヶ沢町イトウ養殖場 TEL/FAX:0173-79-2639